2010年4月20日火曜日

新札

「財布落として、家帰られへんからちょっとお金くれへんかなあ。」
先日大阪にて、おじいちゃんに声かけられた。

「どこまで行くんですか?」
「ん~、桂。」
「桂からは?」
「バスやなあ。」
「そのあとは?」
「なんか乗るかもしれへんなあ。」
「・・・・。」

千円札の新札を渡した。
「お、新札やんかあ~!縁起ええわあ~!」と、
おじいちゃんはにこやかに、何度も頭を下げて「ありがとう。ありがとう。」と、
駅とは逆方向に去って行った。
「お気をつけてー。」


この新札。
初めて人に使われたのが、このような行為となったわけだ。

この新札に気持ちがあるとすれば、
「自分が移動したことで、感謝が生まれた!」
という、びっくり初体験を得たに違いない。
たぶん、今後もそうやって使われていたい!と、思ったに違いない。
感謝のある移動 をしたがるお金になったにちがいない。

なので、自分は新札を使うときは
せっかくなので、できれば喜ばれる形で使いたい、と思う。ようにしている。
お金も、人も、自分も喜ぶ形に。

そうして使ってきたものは、必ず僕の役にも立つ。
結婚式movieを作るソフトも新札で買ったしなあ。

そういうお金が増えれば、世の中よくなるだろうに。




そう考えてた数分後

道端でうまそうにタバコを吸う、そのおじいちゃんに遭遇した。
「そろそろ、桂に向わなあかんわ~!」と、恥ずかしそうに。

新札は早速、たばこの自販機に吸い込まれていったわけだ。
たばこ農家は喜んでいるだろうか。

2010年4月15日木曜日

blog更新:けっこん

おひさしぶりです。
それにしても、結婚っていいですね(*v*)

先日、友人の婚約の証人に任命されました。
僕なんかでいいのでしょうか。と、思いながら。
二人の愛を確かめ、「いんですか、書いちゃいますよ?証しちゃいますよ?」と。
証人欄に自分の名前を。
「これからも、もっともっと幸せになっていけこのやろー!」と込めながら書いたのは初めてです。

そのまま次の日彼らは入籍。
いまや新居にて2人で住んでおられます。
わざわざ僕の家の近くにお住まいで。

カメラ録画機能付きのインターホンなので、
毎日出演してやろうかと。思います。


結婚。
まったくよくわからない世界です。

それまで、「付き合う」という形で繋がっていた人が
ある日「結婚」という社会的風習によって結ばれたことになる。
その人自体はなんも変わらないのに、
急に名前が変わり、一緒に住みだし「新婚」と呼ばれる。
そして、これまで喧嘩なんかをしていたカップルも、幸せさを満開にさせる。

ん〜
人間が勝手に作った決まり事以外の何者でもないですね。結婚。

動物からすれば、
「けっこんけっこんて、何をゆーとるんやー。あんたらずっと一緒におったやないかい。」でしょう。


まあざっくりと言えば、
「けじめ」というか、社会的に宣言する「保証」なのかなあ。
「この人をずっと幸せにします」の保証。
その「保証」が無いと、不安に思うのが人間なのかなあ。
結婚することで、不安が軽減するのかなあ。
不安が減るから、結婚すると幸せに思うのかなあ。

その保証の一歩手前が「付き合う」宣言なのか。

相手に対する不安を減らしていくこと。
これが、この「付き合う」→「結婚する」のプロセスなのですかね。

でも。そのプロセスを経て、相手を知り不安を減らしていき、
不安が一切なくなったらどうなるのか。
相手の一切を信じるようになったとき。


通常、ものなどであれば、興味が無くなる。
当たり前の存在になる。
空気のように、意識しなければ感じなくなる。


が、人の場合は絶対無くならない不安があります。
「死」があるから。
だから相手を大切に思い続けることができるんだろう。
そこの意識が、結婚後の次のステップなのかね。

ま、妻だけでなく、
友人やいろんな人に大しても言えることですが。


天国には「死」が無いから、
マンネリ化して、また人間をやりたがって生まれ変わるんじゃないかとも。


結婚の話からぶっとんでしまった。笑



それにしても
結婚っていいですね。
いつになるやら。



結婚式のビデオ3つ目できそうですん。
5月に1個。7月に3個待ち構えてます。
追われないように、いいもん作りたいと思います。
みんなの一生に残れるようなものを。