「財布落として、家帰られへんからちょっとお金くれへんかなあ。」
先日大阪にて、おじいちゃんに声かけられた。
「どこまで行くんですか?」
「ん~、桂。」
「桂からは?」
「バスやなあ。」
「そのあとは?」
「なんか乗るかもしれへんなあ。」
「・・・・。」
千円札の新札を渡した。
「お、新札やんかあ~!縁起ええわあ~!」と、
おじいちゃんはにこやかに、何度も頭を下げて「ありがとう。ありがとう。」と、
駅とは逆方向に去って行った。
「お気をつけてー。」
この新札。
初めて人に使われたのが、このような行為となったわけだ。
この新札に気持ちがあるとすれば、
「自分が移動したことで、感謝が生まれた!」
という、びっくり初体験を得たに違いない。
たぶん、今後もそうやって使われていたい!と、思ったに違いない。
感謝のある移動 をしたがるお金になったにちがいない。
なので、自分は新札を使うときは
せっかくなので、できれば喜ばれる形で使いたい、と思う。ようにしている。
お金も、人も、自分も喜ぶ形に。
そうして使ってきたものは、必ず僕の役にも立つ。
結婚式movieを作るソフトも新札で買ったしなあ。
そういうお金が増えれば、世の中よくなるだろうに。
そう考えてた数分後
道端でうまそうにタバコを吸う、そのおじいちゃんに遭遇した。
「そろそろ、桂に向わなあかんわ~!」と、恥ずかしそうに。
新札は早速、たばこの自販機に吸い込まれていったわけだ。
たばこ農家は喜んでいるだろうか。
なんだかそんなあなたが少し心配です.
返信削除いや,素敵なことやと思うんですがね....
さて、もくひょうを聴かせてもらおうやないの!