2010年2月28日日曜日

もったいない

モテモテだ。今日も朝から。(^▽^)/

休みの日の朝は、喫茶店でモーニングと読書というお洒落な休日を過ごす。毎週。
喫茶スイート。



レトロなたたずまいの、喫茶スイート。
客層も レトロ。平均75歳。

97歳のおばあちゃんは
はるばる2kmの道のりを歩いてくる。ときどきチャリ。
ひやひや。

「おみゃーさんは、どこからきやーしたか?」
と僕に聞くやいなや、
外の景色を眺め、質問についての興味を無くす。
質問 as soon as 忘れる。 を繰り返す。

自由だ。


長生きの秘訣はー?
「こうしてお友達とお話をすることと、健康に気を使うことだわね」
そう言いながら、コーヒーに砂糖を山盛り3倍入れる。

甘党だ。



何はともあれ、
年配の方々の言葉から学ぶものは、
読書から得られるものとはまったく質が違う。

とりわけ、
「生きる」ということについて
考えさせられる。



どのひとにも、
空白の数年があるようだ。

何してたのか、わからない数年。
「ほんと、もったいない」
たしかにその通り。

せっかく生まれたのに、何してたかわからない時間。

惰性で、流されるように生きる時間があると、
たぶん記憶に残らないと思う。

自分の25年間ですら、ちらほら空白がある。
あんまし覚えてない年とか。たぶん、何となく生きてたのだろう。

そんな年を作らないためにー。

過去の自分がどうだったか。
今の自分が惰性で動いてないか。
今を通して、楽しい未来が見えるか。

ちょいちょいチェックが必要やと、教えられた。




とある社長が言ってた。

地球上には2000万種類の生き物がいる。
その中で奇跡的に「人間」として生まれた。
さらには、やりたいと思えばだいたいのことができそうな日本人に生まれた。
しかもこの時代に。

確率的には天文学的な数字だろう。
ここで人間としていることが。

次、この人間になるのには
2000万回、別の生き物を経る必要があるかもしれない。
次は、カビルンルンかもしれない。


だったら、いま、どうする?





なんて難しい話をすると、

おばあちゃんは、ぽかぽか陽気で寝ている。

2010年2月25日木曜日

春かほる

春。らんまんです。

ええ においがする。

夏には夏の暖まったアスファルトのにおいや、夕立のにおいが。
秋には冷たくなった落ち葉の地面のにおいが。
冬には雪の上を通るキーンとした風のにおいが。

いろいろありますが、やはり春が一番ええにおいです。
なんか、ワクワクするにおいです。

たぶん、その根底には
クラス替え、入学、卒業、入社など、
これまでの人生の節目ワクワクイベントには
「春」があったからだろうと思います。

「変化への恐れと期待」への ワクワク感といったところ。


ただし、今日2010年に感じているワクワクは、、、、
これまでの過去のワクワク余韻にすぎないのでは?と思います。

2010年の「これからの変化への恐れと、期待」というものからくるワクワク部分が
なんだか少ない。
前向きライフを過ごしてましたが、なんとなく停滞低気圧ぎみです。

25歳!人生まだまだこれから!
そう自分にいい聞かせつつ、25歳春のにおいを吸収。



・5月に大阪で開かれるある写真展のお誘いを頂きました。
 ホームページ経由で。なんともうれしきことかな。ありがたきことかな。

・twitterにてono-yokoさんにフォローしてもらいました!ありがたきことかな。

・小中の友から、結婚式のmovieのお手伝い依頼もらいました!ありがたきことかな!

春のワクワクを身近なとこからどんどん貰っていきたいと思います。

creative year 2010!

2010年2月21日日曜日

まるみえ

なんとなく、

「温泉につかりながら、雪山を見たい」衝動にかられたので、
お出かけした。

とりあえず、北に。バイクの方位磁石の指す北に。


前にも書いたが、

おおざっぱな目的地の旅は、

人生っぽい。


方角だけ決めて、ひたすら走る。

行った先が行き止まりだったり、

道沿いに行ってたら、全然違う方向に続いてたりする。

ときに林道で迷う。マヨイ林道。
























行き先の青い看板を見ても、どっちもわかんね。。。



























だいたい人生で出てくる看板もこんな感じだ。
勿論、すごそうなSUGOを選ぶ。だから人生楽しい。

なんやかんやで4時間わざとへんな道を選ぶことを続けたが、
いっこうに雪山の見える温泉が見当たらない。気温3℃。もう正直帰りたい。

ふいに。道ばたの途中、
「子宝の湯」という雪山の見えない温泉が僕を誘惑した。

「ここでこの温泉に甘んじるか、雪の山を探すか?」
「子宝に恵まれたいのはやまやまだが、先に彼女を探すのが先では?」
「彼女を探す前に、雪の山では?」

と、どうでもいい問答を繰り返しているうちに、
子宝の湯は通りすぎていった。
その後1時間温泉にありつくことは無かった。むしろマヨイ林道だ。


人生でも、チャンスを無駄な問答で通りすぎてしまうことがある。


あたりがやや暗くなってきたころ、2つの分かれ道があった。
一方には猿が「おまえ、じゃますんなよ?こっちくんなよ?」的な目線を送っている。
一方は明らかに山に向かっている。


もちろん猿にご迷惑をおかけできないので、山行きを選んだ。
もう夕方だ。帰りたい。でも、人は合理的に行動はしないものである。

きっと、山の向こうには雪の山の温泉があるのだ。
そう信じて。





これまでの温泉の中でも、上位に食い込む
遠くの農村から丸みえな感じの露天風呂が、最高だった。
もちろん、雪山に囲まれている。
しかも、夕焼けが山に反射して、山が真っ赤だ。ナイスタイミング。
空はまだ青い。飛行雲が三日月をかすめていく。


「いいっすね」と、知らん隣のおっさんに声をかけてしまう程だ。
おっさんの返答は「丸見えだなあ!」だった。


「ええ。そうっす。まるみえっぷりがいいっす。」




そうした楽しい露天風呂からの帰り道。

やはり湯冷めした。


2010年2月18日木曜日

中国パワー

仕事柄、海外の人とお話することが多い(勿論、嘘だが。)
今日は中国から来た方と話をすることがあった。


最近は規制緩和により、
中国の人々を日本でよく見かけることがある。

ご存知の方もいるかもしれないが、
彼らは海外へ旅行へ出るとき、中国政府に保証金として150万円程度払っているそうだ。
もちろん中国国内に帰ってこれば、返してもらえる。

ちなみに、中国人労働者の年収はそこそこで30万円程度。
5年分の給料を担保に旅行を行うわけである。


億万長者が日本の人口ぐらいいる中国なので、
日本にカメラを持って旅行に来ている中国人はほぼ億万長者と言って間違いない。
たぶん。


中国から来た旅行者は、
あるところに行きたがるそうだ。

お寺?神社?アルタ前?

彼らをお寺に連れて行っても、そわそわしているらしい。
海遊館や、動物園などに連れて行っても、ジャンプするイルカを見ても、何かそわそわしているらしい。
むしろ、うわの空だ。


そう。

彼らはビッグカメラに行きたくて仕方が無いそうだ。

家電が大好き。
三度の飯より、ビッグカメラ。
イルカより、ビッグカメラ。
日本というより、ビッグカメラあってのジャパンなのだ。


ビッグカメラに着くやいなや、
目当ての家電に一目散で向かう。

とりわけコンパクトで持ち帰れるものを購入する。
そう。持って帰れるから。
なので、カメラやひげ剃りなんかは特に大人気だそうだ。


さらに。

その数1つではない。


大人買いだ。まとめ買い。10個!とか。
母国に帰って、親戚兄弟に配るそうだ。
うらやまし。

レジでは100万円の支払いは当たり前。
それだけ日本製の製品は未だイメージが良い。

中国では中国製はおろか、日本製、スイス製と書かれてても信用できないとのこと。
ロレックスが1200円で売ってる国なので。
ドラえもんが、ひらべったい国なので。

中国版ドラえもん


また、ビッグカメラにて僕はこんな中国人を見たことがある。
「カメラの入った箱、イリマセン」と伝える中国人。
レジ袋はおろか、箱まで。

「とてもecoだね!」
そう思ってた。


しかし、そこにはecoを通り越した理由があった。


「かさばるから。」


彼らはそれら大量の物資を買い込んだあと、ホテルに帰るのだが、
過剰包装された家電を取り出すのに必死だそうだ。
製品と保証書だけの状態にすることに。

だから、ビッグカメラにてあらかじめ箱から出してもらうのだ。

非常に合理的だ。

私の父が、靴下を脱ぐか脱がないかぐらいの指先のところで履いて、コタツに入っているぐらいに。
「コタツの中が暑いからといって、中で脱ぐと靴下が行方不明になるから不便」の合理的な理論。


紙袋にひげ剃りがゴロッゴロ入った紙袋をかかえる中国の方を見かけると、
ecoさ加減、且つ、日本の景気回復に一役かってくれていることに感謝の意を表したい。



それにしても、保証金150万円は驚きだ。
12億人の一般市民は、きっと海外に行くためにお金をためよう!と思っても、
日本はおろか、おとなりロシアに行くにもかなりのハードルなのだろう。


僕ですら思いつきでボリビアに行ける日本という国に住む自分は
かなり幸運であることに気付くべきだと思った。

思いやりと、はげと。

先日近所のドラッグストアに行ったときのことである。

おじさんが数ある商品で悩んでいた。

育毛剤関連。


頭に毛が生えたルンルンな自分が買い物をしている様子や、

風になびく毛を整えながら犬の散歩をしている自分の姿を思い浮かべつつ、

より幸せになれるであろう育毛剤選びに余念が無い様子だった。


そして、嬉しそうに1つを選び出し、

恥ずかしそうにレジにならんだおじさん。


レジのお姉さんが商品を見たとたんに、おもむろにおじさんの頭の毛の量を確認していた。

その目線をおじさんは見逃さなかったのは言うまでもない。



ちまたでは問題が多く横たわっている。

ニートの問題や、ひきこもり、ハイチの地震、etc。

当事者にとっては、大きな問題だ。

そんな中おじさんの頭の中では、ニート問題より、


きっと自分の「はげ」についての問題の方が深刻なのである。

だから育毛剤を買うのだ。レジのハイチへの募金箱には目もくれず。







当事者にしかわからないであろう問題について、

いかに当事者になったつもりで考えられるか。

それこそが「思いやり」なのだろう。「思い」を相手に「遣る」こと。





また、そうすることで、

自分の悩みなど、かなりちっぽけであることに気付く場合が多い。





自分にばかり思いやること。

それを「悩む」というのだろう。



「もっと周りのものに目を向けようよ。頭の周りではなく。」


僕は心でそっとつぶやいた。

2010年2月14日日曜日

気になるTED

洗顔の形状が、
歯磨き粉と同じ形状だったので、
誤って歯ブラシにつけて、磨いてしまいました。

なかなか渋い味。。
肌がうるおうタイプの洗顔だけあって、唾液がもんすごい出ます。



photoshop勉強中.
ウユニを丸くしてみました。いずれ何かに役立つはず。
もっと空が多い写真であれば、地球みたいになるはず。

























夕焼けも丸めてみたり














final cut 購入したので、そろそろボリビアdvd作ろうかと思います.
ボリビアから丸1年たちましたし。




さて、TED conference が今年も終わったみたいです。
http://conferences.ted.com/TED2010/


世界中の著名な人々が集い、プレゼンしたり、議論したりするの会。




・「不都合な真実」のゴアさんは排出権取引をいかにうまく機能させるか、みたいなことをなんやらかんやらと。
・windowsのビルゲイツさんは、ゼロエミッション(ごみの出ない仕組み)を先進国がどう作るか。を考えるのが重要と。
・ノーベル賞のカウフマン教授は幸せということを人はどのように理解しているかという話。
・チップコーニーさんは、マズローの欲求段階のことと従業員と顧客の幸福について?など。
http://www.vidilife.com/video_play_1721554_Chip_Conley_Ted_Conference_2010.htm


などなど


なんか、自分が今まで大学で勉強をちらっと勉強してた環境問題に関することとか、
これまで興味を持って読んで得た本の知識とかが、このTEDを知ったことに繋がってるような気がして、
自分の勉強には意味があったんじゃないか?的な気分になれて、よかったです。


たぶん英語を今勉強しているのも、これを生で理解できるようになるためだろう。と。






なーんて、ほとんど意味はわかってません。
twitterで流れてくる、内容を断片的に捕まえている状態。
いつかは、自分がこれをみんなに伝える側に!



2010年2月7日日曜日

なるほど、は虫類の脳か。

「ああ、そういうことか」って思ったことがひとつ。
「考えるってことは、むりやり言葉に変える作業をしているんか。」と。


















※「人間は考える葦」パスカル。



自分は四六時中考え事してます。ここ1年くらい。
移動中や、寝る前や、お風呂や、掃除中や、仕事中、トイレ中や。

テーマは、
「人生っていったい。。。」
「仕事っていったい。。。」
というどうしようもないものから、

「もてるっていったい。。。」
「あの、おばあさんっていったい。。。」
と、どうでもいいことまで。


で今日もバイクに乗ってるとき
「こころっていったい。。。」
の自問自答を繰り返してたんですが、

こころの内容には、2種類あることに気付きました。いまさら。
①言葉にできるもの。
②言葉にできないもの。


①は今文章に表してるものですね。
言葉に変換して、他人に伝えられる部分。(伝えきれてないかもですが。笑)

②って。
愛情、感情、夢、やりたいこと
もやもやっとあるやつ。
みなさんお持ちかと思います。言葉で伝えられない部分。


なので、②の部分を考えるときや、②を他人に伝える際
当てはまる言葉が無く、もんもんすることがあるのだなと。


ああ、これを言葉に変えようと、もんもんしてるんやな。


人間は物事を理解するとき
「大脳新皮質」と呼ばれる部分を使ってるらしいです。
いわゆる、は虫類とかが持ってない人類の進化の上でできた部分。
言葉とか作り出す部分ですね。

この部分で処理できなければ、
なんかよくわからん って状態になります。


なんかよくわからんけど、
楽しい!とか、好き!ってのは、は虫類のころからある脳の部分が働くらしいです。
(名前忘れました)
つまり②の言葉に出来ない部分は、ここが反応していると。


人間は言葉に変えれないと理解できてないと考えがちですが、
実はは虫類のころから持っている脳は
こころの中の言葉に出来ない部分を理解していて、

言葉に変わるチャンスを待ってるんじゃないか。と。

だから、いろんな話に共感したりするのは
言葉にできなかったものに反応してるんだな と。


なので、「人生ってなんなんや。。。」
って答えも、実は自分の中の「は虫類の脳」はすでに知っていて、
言葉に変わるチャンスを待ってるんじゃないか と。

全て自分の内側に答えがある。というのはそういうことか。と。
は虫類脳との対話を意識することが、本当の自分の感じていることへの最短ルートだと。



そして、言葉に変えることができない部分があって当たり前。ってことも。
そこを、音楽、もの、踊り、芸術、そんなんで伝える人がアーティストやってことも。

また、誰もが言葉にできてない部分を言葉に変えることが
「共感」を生む方法なのかも?と感じた日曜日でした。



やべー最近現実と乖離した話ばっかなってきとる。
こんなん書いてると、心配のメールを頂くことがたまに。。
ありがとうございます!でも、まだ病んでません!笑

てことで、次回は資本主義のことを少し考えーる。





本日は結ちゃんとお茶を。
彼女は心の中にすんごいおっきいものを持っている。
インドネシアっぽい日本語を話すが、言葉にできなくても伝わってくるのは、
彼女がアーティストやからやろう。

2010年2月4日木曜日

読書と価値観と

てことで、今年も巻き寿司食べました。
たぶん、生まれてから欠かすことなく。

ときには家族と。友人と。

























最近、本、読み過ぎです。

実は本を読み出してまだ1年半くらいです。
なんやかんやで130冊以上が横たわってます。

たぶん、これらが友達の家にあると、
「おまえ、大丈夫か?病んでんのか?」ってなります。

ある種、本依存症になっているように思います。

100冊のうちの
30%は自己啓発関連。
30%はIT関連のこれまでや今後の話。
20%は経営/経済に関する話。
20%は今後の世の中の流れに関する話。

で、これが何の役に立ったん?
なんて、鋭い質問をしてくる人。

わかんないです。ええ。


ただひとつ、

自分が見当たらなくなりました。 てへ。

いろんな人の価値観が凝縮されている本や話を聞くたび、
いいとこいいとこをいっぱい吸収していくうちに、
自分の価値観を、どこか遠くへさらってかれました。

やから僕のブログも、なんか嘘くさいんですかね?
どこかの拾い物みたいなんすかね?



ノートをふとみたら、
「2010年自分を取り戻す」って書いてました。
書いた記憶ありませんが、気付いてたみたいです。
謎の自分が居座っていることを。
彼の言うことは正しいが浮世離れしているところがあると。

自分が固執する「大切にしたい価値観」をひとつづつ見直すべし。



でも、
彼(自分)も頑固やからなあ〜。。


自分が真に納得した価値観を持った上で
読書や人の話を聞くと、本質を感じとることができると思う今日この頃。

なーんて、難しいことゆーからモテないって、言われました。