休みの日の朝は、喫茶店でモーニングと読書というお洒落な休日を過ごす。毎週。
喫茶スイート。
レトロなたたずまいの、喫茶スイート。
客層も レトロ。平均75歳。
97歳のおばあちゃんは
はるばる2kmの道のりを歩いてくる。ときどきチャリ。
ひやひや。
「おみゃーさんは、どこからきやーしたか?」
と僕に聞くやいなや、
外の景色を眺め、質問についての興味を無くす。
質問 as soon as 忘れる。 を繰り返す。
自由だ。
長生きの秘訣はー?
「こうしてお友達とお話をすることと、健康に気を使うことだわね」
そう言いながら、コーヒーに砂糖を山盛り3倍入れる。
甘党だ。
何はともあれ、
年配の方々の言葉から学ぶものは、
読書から得られるものとはまったく質が違う。
とりわけ、
「生きる」ということについて
考えさせられる。
どのひとにも、
空白の数年があるようだ。
何してたのか、わからない数年。
「ほんと、もったいない」
たしかにその通り。
せっかく生まれたのに、何してたかわからない時間。
惰性で、流されるように生きる時間があると、
たぶん記憶に残らないと思う。
自分の25年間ですら、ちらほら空白がある。
あんまし覚えてない年とか。たぶん、何となく生きてたのだろう。
そんな年を作らないためにー。
過去の自分がどうだったか。
今の自分が惰性で動いてないか。
今を通して、楽しい未来が見えるか。
ちょいちょいチェックが必要やと、教えられた。
とある社長が言ってた。
地球上には2000万種類の生き物がいる。
その中で奇跡的に「人間」として生まれた。
さらには、やりたいと思えばだいたいのことができそうな日本人に生まれた。
しかもこの時代に。
確率的には天文学的な数字だろう。
ここで人間としていることが。
次、この人間になるのには
2000万回、別の生き物を経る必要があるかもしれない。
次は、カビルンルンかもしれない。
だったら、いま、どうする?
なんて難しい話をすると、
おばあちゃんは、ぽかぽか陽気で寝ている。